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suomea Suomessa

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Seurasaariの夏

Helsinkiの目抜き通りにあるStockmanというデパートの前か、駅の近くのSokosというデパートの側から出ている24番のバスに揺られること、20分ほど。

野外博物館としても知られるHelsinki人にとっても憩いの場所、Seurasaariが見えてきます。

バス停からすぐにある橋を渡ると自然あふれる島に到着です。
Helsinkiの街からそんなに離れていないのに、町に近いということを忘れそうになるくらい穏やかで深呼吸のできる場所で、ピクニックにも最適です。

島に入ると、そこら中からちょこちょことやって来たリスたちが迎えてくれました。
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Seurasaariの紹介にもここの島にリスがたくさん生息していることが書かれています。
やはり多くの人が出入りする場所のためかリスたちも人慣れしていて、大分近くまで寄ってきていました。
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この野外博物館の建物は1600年代~1800年代に使われていたフィンランド各地の建物が移築されていて、木の教会や家畜の小屋などを身近に見ることができます。建物によっては中にその時代の服を着たガイドの人がいて、その建物の歴史などいろいろおしえてもらえます。

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昔の一般的な住居の中を見に行くと、ガイドの人が「寒い冬は暖炉の上の空間を使って布を敷き、寝たりしていたんですよ」とおしえてくれ、寒さ厳しいフィンランドの過ごし方の工夫が垣間見れました。

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建物の見学の後は、広場で行われているkäsityömarkkinat(ハンドメイドマーケット)を見に行きました。

ここでは昔の時代に来ていた衣装を身に着けた人たちが、いろいろな手作りのテントを出していました。
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白樺の木の皮から作られた星の形のクリスマスの飾りやカバン、レースを使った作品、伝統の織り方で作ったベルトなど、ワクワクしながら見てまわりました!
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白樺素材のカゴは日常生活でも普通に使われていて、買い物カバンのひとつや毛糸の靴下グッズを入れて置いたり、暖炉の側の薪入れになっていたりと、フィンランドの人たちの生活に溶け込んでいます。
私もひとつ自分用に欲しかったのですが、結構持ち運ぶのに大きいことと帰国の時に困るだろうということで、今回は買うのをやめておきました。

こんなカゴや木の製品も並ぶ屋外マーケットは定期的に夏の間を中心にフィンランド各地の市場で開催されているので、足を運んでみると面白いです。


ハンドメイドマーケットの側にはカフェもあり、おいしいキッシュも食べることができて満足満足のSeurasaariでした。
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# by han1_aur1nk0_f1 | 2012-02-09 01:13 | suosittelu おすすめ

Tilli(ディル)のすすめ

フィンランド料理にはTilli(ディル)という香草が欠かせません。

サーモンスープや、サラダ、オーブン焼きのスパイスなどいろいろな料理に使われていて、この味がないと何かパンチが足りないな~という、まさに影の主役です。

そんなTilli、日本でも売っていますがスパイスのコーナーに乾燥状の粉はあるものの、なかなか生の状態では見かけられません。


フィンランドのスーパーでは野菜のコーナーに2~3種類は常にTilliが並んでいるので、生食を求めていた私にはパラダイスでした!

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夏の間、夏期大学でHelsinki滞在中に何度「生Tilli」を買いに行ったことか。

日本でも普通にスーパーに売っててくれたらな~。
# by han1_aur1nk0_f1 | 2012-02-09 00:21 | suosittelu おすすめ

Hämeenlinna、夏のコンサートへ

HelsinkiとTampereの間に位置するHämeenlinnaへは、電車で1時間ほどで行くことができます。

レトロないい雰囲気のある駅舎です。
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フィンランドの日本大使館も観光に適した城のひとつとしてすすめているHämeenlinnaの城は、中心街から0.5キロほど離れた場所の湖の側に位置します。

城の周りには、フィンランド大砲博物館や刑務所ミュージアムなど一風変わった建物も隣接していて、見がいのある場所になっています。

今回はそのお城の見学と、中心街の教会で行われる私のお気に入りのアーティスト、Johanna Kurkelaのコンサートをゆりちゃんと一緒に聴きに行ってきました!


小雨のHämeenlinnaの町並みです。
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夜にコンサートが行われる教会。シンプルでかわいらしい外観です。
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歩いて約30分ほど、城の入口の門へ到着しました。
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この城の基礎は13世紀にスウェーデン人によって築かれたと言われていて、火事などにより何度も改築が行われ、今の形になっているとのことです。
19世紀から20世紀の後半にかけては、刑務所としても使用されていたそうです(!)。

しっかりとした作りの門を抜けていくと、
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門を抜けて右側に観光用のお店があり、行かなかったけれどその側にはパン屋もありました。
左側の出入り口から城の中へと進んでいけます。

入ってすぐの井戸がある部屋です。
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そこを抜けると中庭のような場所に出ました。
城の石壁がじっくり見渡せます。
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ところどころにある石造りの細い窓からは、湖とその側に立ち並んでいる建物が見えました。
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別窓からは、隣接する大砲博物館の様子も見ることができました。
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城の内部には、模型も飾られていて全貌を知ることができます。
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城の中や周りは回ったものの、城自体の姿を見たい!ということで、湖の向こう岸まで30分ほどかけて歩いて見に行きました。

湖の景色とばっちり合う、歴史を感じるたたずまいです。
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湖のほとりにベンチがあったので、そこに座りのんびりと城のある景色を眺めることができました。
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帰り道は、夏ということもあってとにかく蚊の攻撃をよけるのに必死でしたが、なんとかホテルまでたどり着き、夜のコンサートへ向かいました。

冬にKotkaの教会で見てから2回目のJohanna Kurkelaのコンサートですが、教会ということもあって声が反響してさらに素敵でした!
何回も聴いて耳になじんでいる歌も、ここで聴くとまた違った感じに聴こえ感動でした。
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ちなみに日本人経営ではなさそうですが、Hämeenlinnaの中心街にもTiger-sushiという寿司レストランがあります。
http://eat.fi/hameenlinna/tiger-sushi
今や、ブームを超えて定番となりつつある寿司レストラン、Helsinkiの町でもその数は年々増えていっているみたいです。
# by han1_aur1nk0_f1 | 2012-02-08 23:01 | Suomi フィンランド