フィンランドには、兵役制度があります。
男の人が行かなくてはいけないのですが、兵役に行きたくない人はsiviilityo: (たぶんこういう名前です。)という民間の場所で約1年間働くという形を選ぶことができます。
私の通う幼稚園にも1人男の人がsiviilityo: として働いています。
そんな彼が、今日で最後の仕事の日を迎えました。
彼に聞くと、「11か月くらいここにいたかな」と言っていました。
「長いね!大変だったんじゃない?」と話すと、「いや、楽しかったよ」と答えてくれました。
このsiviilityo: は一般に働くよりももらえるお給料がやや低いそうですが、毎日ちゃんと通い勤めを果たし、さらに「楽しかったよ」と言う彼。。。
すごいと思います!
「日本には兵役ないの?」「私は~です、って日本語で何て言うの?」「こういう鶴だったら折ったことがあるよ(と折って見せてくれた)」「桃に当たって、食中毒になって休んでたんだ」など、彼との会話は数えれるくらい少ないですが、こういう機会でsiviilityo: の人の働く姿に会えていい機会になりました。
シャイで、髪を黒く染め、口ピアスに腕にはタトゥーの彼。
時々周りの先生たちに「かすみが食事の後片付けするから、俺の仕事がない」とつぶやいてたと思われる彼。(申し訳ない^^;)
淡々と話し、もくもくと仕事をこなす彼であまりかかわることはなかったけれど、人との別れは寂しいもので(;_;)、(今日で彼は最後なんだ、もう明日からはいないんだ。。)と考え一人悲しくなったのでした。
一週間ずつ学校から職場体験の生徒さんが来たり、この間もポーランドから大学の勉強の一環で3か月滞在していた女の子が帰って行ったり、フランスから3週間職場体験のような形で女の子が来たりと、幼稚園は何かと人の出入りが多いです。
出会ったり別れたりをこれからも繰り返すのかと思うと、なんだか切ないですが、出会えたんだということを大切に、前向きにかかわっていきたいと思います☆